192.168.0.0/24 のような記載があったときの、”/24″ は使用可能なIPアドレスの個数を示しています。
例えば下記ページより、その個数を調べることができます。
https://note.cman.jp/network/subnetmask.cgi
192.168.0.0/24の使用可能なIPアドレス数 (ホストアドレス数) は、254です。以上。

「使用可能」というのは、どういう意味なのでしょうか。
例えばあなたのPCをWi-Fiにつなぐ場合、アクセスポイント (天井に貼ってある白いアイツです) が、あなたのPCに (プライベート) IPアドレスを自動で割り当てています。
ここで割り当てられるIPアドレスは、完全なランダムではありません。アクセスポイントを設置した業者が事前に設定した範囲の中から、他のWi-Fiユーザーと重複しないように選ばれます。
そうです。アクセスポイントの設置業者は例えば、「Wi-Fiの利用者は254人もいないだろうから、”192.168.0.0/24″の範囲を設定しよう」と考えるわけです。これが「使用可能」の意味するところです。
(もし利用者が500人程度になりそうであれば、510人を収容可能な”192.168.0.0/23” を設定したりします)
実務上では、「/24(スラッシュ24)のネットワーク」「/24(スラッシュ24)のサブネット」という言い方を良くします。/24であればどちらも、「254個の使用可能なIPアドレス」程度の意味です。

ややこしいですね。この “/24” という記載を、CIDR表記や (正確には誤用ですが) サブネットマスクと言ったりします。これらは2進数が考え方の根底にあるせいで、いまいち分かりにくい概念になっているかと思います。
なので「なぜ192.168.0.0/24の使用可能なIPアドレス数は254なのか」という点について、実務でも使いませんし、深入りする必要はないと思います。「下記リンクの早見表で、各サブネットマスクの使用可能なIPアドレス数が確認できる」ということだけを覚えて於けばOKです。
(表中の「ホスト数」から2を引いた数字が、使用可能なIPアドレス数です)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Classless_Inter-Domain_Routing#%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E9%9B%86%E7%B4%84
今回はここまでで。
[…] サブネットの記事で、「Wi-Fiのアクセスポイントには、PCに割り当てるIPアドレスの範囲が事前に設定されている」と書きました。 […]