片づけの魔法は、優れたアイデアです。使っていると分かります。
もくじ
片づけの魔法
「片づけの魔法」という言葉だけ聞くと少しふざけているように聞こえますが、大真面目です。要は、シンプリズムです。
「片づけの魔法」では、①「部屋を継続的に綺麗にしておくためには、収納法等を工夫するのではなく、持ち物を減らすしかない」と説きます。そして、その持ち物を減らす基準は、②「ときめくかどうか」です。
ミニマムにしろと言っているのではなく、自分の大事なものを見極めてシンプルにしろと言っています。これは、『エッセンシャル思考』という本でも触れられている考え方 (= たったひとつのことしかできないとしたら、自分は今、何をやるのか) で、片づけだけでなく (仕事等にも) 広く一般に適用できる原則です。
人間結局、できること以上のことはできません。無理をして詰め込んでも、どこかで無理が来ます。なので自分の限界を自覚して、それ以上は切り捨てるしかないんです。そしてむしろ、その自分の限界を押し広げることに注力するべきなんです。
また、ハリネズミの概念の記事で紹介したように、みんなが自分の得意なことに取り組んで、その結果を共有した方が、全体として豊かになるという事情もあります。
(片づけにしても仕事/業務にしても) 一度棚卸しをして、熱意を持てる/感じるものだけを残すことが、自分のためにも世間のためにもなる、というアイデアでした。
近藤麻理恵
『人生がときめく片づけの魔法』という本を書いた近藤麻理恵さんは、この本の世界的な大ヒットで、TIME誌の「最も影響力のある100人」に選出されました。
片づけマニアが高じて「片づけコンサルタント」なるニッチサービスを始め、成功を収めた方です。長い間、「片づけ」一本足打法でやっていたため好感を持てたのですが、突然通販サイトを始めて少し非難もされていました。
まとめ
片づけの魔法は優れたアイデアです。つまり、このアイデアを知り、実行した瞬間に得をします。そして、これが広まれば広まるほど、世界が良くなります。