投資のため、どこにお金が流れ込むのかを予測しようとしている方へ。
Googleトレンドと株価の相関を調べてみました。
厳密にというよりも、いくつかサンプルを取ってラフに実施しています。
まず、「スマホ」のトレンドと、「KDDI」の株価を見てみます。

スマホのトレンドは2011年の7月ごろから急速に上がりだした一方で、KDDIの株価が上がりだしたのは2013年の3月ごろでした。
タイムラグは1年半ほどありますが、相関係数は0.71と強い相関を示しています。
KDDI株価のグラフを1年分だけ左へずらすと、相関係数は0.81まで上がります。
続いて、「仮想通貨」のトレンドと、「ビットコイン」の価格を見てみます。

こちらでは1週間ほど、ビットコインの価格がトレンドに先行してしまっています。
相関係数だけ見ると0.82で、こちらもとても強い相関です。
最後に、「円安」のトレンドと、「ドル円」の価格です。

これはもうぐちゃぐちゃですね。
相関係数も0.08なので、何の参考にもならないです。
あるキーワードがトレンドを持っている場合、それに関係する価格・株価もトレンドに連動するということが言えそうです。
なので、トレンドを注視しておけば、相場の上下を占う材料が1つ増えることになります。
一方で、トレンドを持たない枯れたキーワード(円安等)では、何の参考にもならないと予想できます。
たまには、Googleトレンドで気になるワードを調べてみるのはいかがでしょうか。
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